読みました「どんぶり金魚の楽しみ方」

読んだもの

CA3H0209「どんぶり金魚の楽しみ方」
世界でいちばん身近な金魚の飼育法
岡本信明(東京海洋大学長)/川田洋之助 著

ずっと欲しかった本です。この著者の岡本先生も川田さんも有名な方で、以前から金魚の飼育本を出されています。その本で、金魚鉢で金魚を簡単に飼育する面白さを知りました。「小さな鉢で手からエサを食べるなんて素敵だろうな。やってみたいな。」とずっと考えてました。その興味をひかれて頭のすみにあったことが、まるまるずばり「どんぶり金魚の楽しみ方」となって本屋さんに並んだのですから、これは買わなきゃなと。
シンプルな飼育法、というだけあってポイントはかなりしぼられています。そして、なぜどんぶりで金魚が生きていけるのかを、ちょっと科学的に解説してあります。これは、一般的には金魚は池で飼うものという常識のなかで、小さな容れ物で金魚を飼うことをまちがいだと決めつける人が多いからでしょう。ネットでも、「どんぶりで金魚は飼いたいが大丈夫か?」という質問に、容赦ない否定意見が目立ちます。たしかに忙しい日常を送る現代人が、毎日、水換えができるかあやしいですし、旅行に行ったりもするでしょう。そんな現代人でも大丈夫なように、いくつかの問題に答えが書かれていたりもします。
この方法は、金魚が体調をくずして塩水浴するときに、誰でも体験することではないでしょうか。もちろん、10リットルくらいのバケツですが、私は毎日水を全替えしていました。そして金魚はみるみるうちに元気になるのです。水槽に戻す時も、「バケツのほうが元気だな。このままいっそバケツで飼うか?」と迷ったものです。
なにしろ、水換えが手軽だし、どんぶりを選ぶのも楽しいし、やってみたいなあと思うこと、まちがいなしです。我が家には、以前金魚を飼っていた水槽がふたつあり、いまはメダカが泳いでいます。水槽はあるのに、あえてのどんぶり金魚です。


どんぶり金魚の楽しみ方 世界でいちばん身近な金魚の飼育法

コメント