せっかく日本にいるのだから、英語の書籍とばかり格闘していないで、素直に日本の小説を楽しもうかなと思い、よく本屋さんに足を運ぶようになりました。
日本は便利です。どこにいっても同じ値段で新品の本が購入できます。町の中に本屋さんは少なくなってしまったけど、ネットでも買えるし電子書籍もある。
しかしですね、本は実物と表紙を見てから読みたくなるものじゃないですか。もともと知ってる作者なら、背表紙やタイトルだけで買えるけど、知らない作者のものは知ろうとすら思わない。
だから、すでに面白いとわかってる作者の鉄板ものを片っ端から読んでしまえ、と言うことです。
そこで池袋ウエストゲートパークのシリーズを順に読むことにしました。
「裏切りのホワイトカード」「七つの試練」石田衣良著
読んだ!「裏切りのホワイトカード」
池袋ウエストゲートパーク(IWGP)13作目。オカルトなお話があったことに驚きました。「上池袋スピリチュアル」。以前のシリーズ作品の内容ひとつひとを把握してる訳ではないけれど、初めて登場ではないのかな。
マコト(主人公)が、にせものの霊能力者や霊感商法の手法を経験してから本物が登場するので、不思議と違和感がありません。またトラブル自体はストーキングや脅迫だったりと、なるほどと理解できる人間が起こす犯罪でした。そこがよかった。
ゼロワンの登場もあります。彼がデジタルの海で待っていた、彼だけへの神からのメッセージの話に再度ふれました。長いシリーズだからこその楽しみです。
読んだ!「七つの試練」
オカルトつながりの「幽霊ペントハウス」。やっぱり霊能者が出てきたりするんだけど、マコトは否定しないんですね。わからないものでも、やたらと否定しない。池袋ってそんな感じですよね。
「七つの試練」では、オニオン・ルータなどの単語が出てきます。時代ですね。。。
まだまだ読むぞ〜。「憎悪のパレード」「西一番街ブラックバイト」も面白かったです。安定ですね。