クレアの先祖はファーガス?マスター・レーモン?オーラの色で「時の旅人」の血統がわかる【OUTLANDER考察】

追憶の時の扉、表紙「(アウトランダー外伝)追憶の時の扉」にて、マスター・レーモンが登場し、サン・ジェルマン伯爵と血縁関係だと判明しました。さらにレーモンの血統はオーラが青いのだと告げます。

マスター・レーモンは、「時の旅人」の中でも群を抜いて情報と時を超えた経験を持っている重要人物ですから、この登場にテンションが上がりまくりでした!そして、期待以上の重要情報が出ています。

アウトランダー本編でも、オーラの色に言及した部分がありましたので、振り返ってみたいと思います。

クレアのオーラは青でした。

サン・ジェルマン伯爵もオーラは青い色

本編「ジェイミーの墓標」で、サン・ジェルマン伯爵は、クレアと国王ルイの前で毒を飲まされました。生死がわからなかったままでしたが、やはり生きていたんです。死んだと明確に書かれていなかったので、生きてるのでは?と思っていました。ただ、この時、マスター・レーモンはあえて殺しはしなかったのだということが、この外伝でわかります。

「(アウトランダー外伝)追憶の時の扉」にて、マスター・レーモンは、サン・ジェルマン伯爵のことを自分の血統だと話します。だから、殺さなかったのだと。

レーモンは伯爵の手に触れて青いオーラを見せます。レーモンは接触しなくてもオーラの色が確認できるようですが、伯爵は能力者が接触することによってオーラを確認していました。青いオーラを見てもピンとこない伯爵にイラつきながらも、レーモンの血筋は青いオーラなのだと教えます。

レーモンは血縁であることを示すために青いオーラを見せたのです。

伯爵は、何度か姿をくらませます。レーモンに時を旅する方法を教えて欲しいと頼み、そのまま行方がわかりません。直前の会話から、未来へ行ったのではないかと思います。

ファーガスの父はサン・ジェルマン伯爵

サン・ジェルマン伯爵はおそらくファーガスの父親なので、ファーガスやその子供達はレーモンの血筋ということになります。クレアは手術でアンリ・クリスチャンの命を救いましたが、実は自分の命を救ったのかもしれません。

本編「遥かなる時のこだま 3」では、アメリー・エリス・ルヴィン・ボーシャンとロベール=フランソワ・ケネイ・ドゥ・サン・ジェルマンとの結婚契約書が見つかっています。見つけたのはパーシー(アメリーの妹と結婚したので、この時のパーシーの苗字はボーシャン)。

アメリーは売春宿でファーガス(本名はクローデル)を産み、半年後にインフルエンザで死亡。そのおよそ10年後にサン・ジェルマン伯爵も死亡したと思われていました。ファーガスは、ジェイミーに引き取られ、一緒にラリー・ブロッッホへ移動し、ファーガスはそこで大人になります。

ファーガスは、たまたまジェイミーがフランスで雇った子供です。レーモンの血筋だとは、まさかの展開です。

ファーガスの母の姓は「ボーシャン」

もし、ファーガスが母親の姓を継いだなら「ボーシャン」、英語読みで「ビーチャム」ですから、クレアの先祖の可能性が出てきます。同じ「ボーシャン」姓のアメリーの妹はパーシーと結婚していますが子供はいません(「遥かなる時のこだま」を読んだ段階です)。

ファーガスはどこから見てもフランス人です。クレアの容姿もフランス人に見えなくもありません。かつてはフランスのスパイと疑われました。見た目から言えば、共通点があると言えなくもない。

では、ファーガスには、時を旅するような不思議な能力の共通点はあるでしょうか。

ファーガスに不思議な能力があるとは書かれていません。しかし、妻のマーサリには、不思議な「声」を聞くことがあるジョーンという姉がいます。ファーガスの父であるサン・ジェルマン伯爵は「時の旅人」です。ファーガスもマーサリも能力の顕現はなくとも、血筋には能力者がいるわけです。

クレアのオーラの色は、聖母の青

この「(アウトランダー外伝)追憶の時の扉」を読んでから、「ジェイミーの墓標」を読み返しました。クレアのオーラに関する記述があったからです。

本編「ジェイミーの墓標 2」にて、クレアのことをレーモンは「マドンナ」と呼んでいました。なぜマドンナと呼ぶのかクレアが質問すると、聖母マリアの衣の色のオーラをしているからだと答えます。クレアのオーラは青いと。


・・・・「誰にでも色があります。」彼が率直に言った。「それが雲のように体をすっぽりと覆っている。あなたの色はブルーです、マドンナ。聖母マリアのマントの色。そしてわたし自身の色でもある」(ジェイミーの墓標 2より)


今思えば、レーモンはクレアを助けようと必死だったし、常に親切で好意的。また、クレアの脅威になると判断したサン・ジェルマン伯爵を排除します。

なぜ、マスター・レーモンはこれほどクレアを助けるのでしょうか。

オーラの色が同じだからだけでは説明がつきません。

クレアと伯爵への、レーモンの態度の違い

クレアも伯爵も同じように、「時の旅人」であり青いオーラです。レーモンの血筋です。なのに、たいへん扱いが違うように思えます。伯爵に対しては、あからさまにイラついており、殺しはしなくても毒を盛りました。対して、クレアにはいつも丁重に接しています。

「ジェイミーの墓標 2」でクレアは死にかけます。クレアがフェイスを失い、アーンジュ病院で寝込んでいた時に、レーモンに助けてもらいます。レーモンはマザー・イルデガルドたちシスターに嫌われていたので、一旦はクレアの病室からつまみ出されながらも、また潜り込みクレアを治療しました。その時にクレアはレーモンの手にオーラを見ます。青いオーラの手と、治療する時の色とりどりの光です。

このクレアを救ったレーモンの治療は、誰かに見つかれば死刑に繋がる行為です。クレアとの絆には友情以上のものがあると想像できます。

伯爵はおそらく、レーモンの息子や娘の血を引いているのでしょう。しかし、クレアも子孫だとは限りません。クレアを「聖母」と崇拝しているかのような呼びかたをします。私はレーモンは、クレアの子孫なんではないかと思います。

マスター・レーモンはどこからきたのか

1745~1746年、レーモンは、カローデンの戦いの直前にはパリにいました。クレアと会っています。クレアは、レーモンが「時の旅人」ではないかと考え、腕を確認しましたが種痘の跡を探しますがありません。この時のレーモンは銀髪でまゆは白い。

ルイーズの別荘があるフォンテンブローで、クレアが会ったローラン牧師はレーモンを知っていました。しかし、どこからきたのかわからないと語ります。

ジュネーヴにいた頃の知り合いで、レーモンは医者で薬草医だったが、秘密の研究にいそしむようになった。オカルトの秘術を行う組織のリーダーで火あぶりにされたドゥ・キャルフールとも知り合いだった(仲間とは言っていない)。また、数カ国語を話し、訛りもほとんどない、と。

「(アウトランダー外伝)追憶の時の扉」では、イアンが亡くなり、マイケル・マリーはジョーンをパリに連れて行きます。この1778年のパリで、サン・ジェルマン伯爵とジョーン、マイケルはレーモンに会いました。この時のレーモンのまゆは黒く歯があった。そして伯爵はレーモンが1745年に会った時よりも若い印象を受けています。

この外伝で、レーモンは「娘を探している」ことがわかります。この娘の行方や、未来への「時の旅」(伯爵を伴っている)が明らかになるのが待ち遠しいです。


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「遥かなる時のこだま3」でファーガスの両親が判明、クレアとの関係は?【OUTLANDER考察】

日本語で読むことができる、最後のアウトランダー原作「遥かなる時のこだま3」にて、気になっていたファーガスの出自とクレアの先祖について判明したことがありました。

遥かなる時のこだま3、表紙−2

別記事(読んでる途中[outlander21]遥かなる時のこだま:ファーガスの出自とクレアの先祖)で、クレアの旧姓「ビーチャム」について書いていますが、「ビーチャム」はフランス読みでは「ボーシャン」です。

ファーガスを探す謎の人物は

「ボーシャン」を名乗る人物が、ファーガスを探していました。この人物は、ロード・ジョンの外伝「死者から届いた手紙」に登場する、ロード・ジョンの義理の兄弟パーシー。パーシヴィアランス・ウェインライトは、アーマンディーン男爵の女きょうだいの一人と結婚しており、その女性の姓が「ボーシャン」と言いました。

セシル・ボーシャンと結婚したパーシーは、アーマンディーン男爵のもう一人の女きょうだいアメリー・ボーシャンが、ある貴族との間に子供を産んで亡くなっていることを知ります。その子供はある貴族の財産を相続する可能性があり、革命資金として提供すれば、あらたにアメリカに作られるアメリカ政府に影響力を及ぼすことができます。その子供はクローデルと言い、フレイザーと名乗る背の高いスコットランド人が養子にしたと。

パーシーの結婚相手の姉妹が産んだ子供に、多大な財産が残されているので、探していたんですね。

ファーガスはノース・カロライナで誘拐されそうになったことがあります。パーシーの仕業かと思っていましたが、クレアがパーシーに直接、聞いたところ、ファーガスを誘拐しようとはしていないと否定しています。

パーシーが相続する財産について知っているのは、誰でしょうか。母親は亡くなっていますし、父親も行方不明です。可能性があるのは、もちろん父親側かな、と思えますね。ファーガスを探す謎の人物は、もう一人いるんです。

ファーガスの両親の結婚許可証が見つかる

パリの売春宿で産まれたファーガス。本名がわかりました。クローデル・ラコッツィー。パーシーが結婚許可証を見つけたことから、父親も判明。

母親はアメリー・エリス・ルヴィン・ボーシャンで、父親はロベール=フランソワ・ケネイ・ドゥ・サン・ジェルマン。サン・ジェルマン伯爵には妻子がいたのに誘惑され、アメリーは身ごもってしまう。サン・ジェルマンの妻が亡くなったので、アメリーの父親(当時のアーマンディーン男爵)はサン・ジェルマン伯爵をアメリーと結婚させようとはたらきかけました。

しかし、アメリーは出奔して売春宿でファーガスを産み、1年後にインフルエンザで亡くなりました。サン・ジェルマン伯爵はその後姿をくらましますが、アメリーの死後、10年以上経過して亡くなった(国王とクレアの前でマスター・レーモンに毒を盛られた)。【追記】「(アウトランダー外伝)追憶の時の扉」にて、サン・ジェルマン伯爵が生きていたことが判明。【追記ここまで】

あのサン・ジェルマン伯爵ですか!彼がファーガスの父親ですか!ハンサムですが、あの悪党がファーガスの父だとは、とても信じられません。結婚許可証に署名している司祭は、アメリーの出奔1週間後に路地で殺されています。この犯人はよくわかっていません。

サン・ジェルマン伯爵が、アメリーをそそのかして出奔させ、司祭を亡き者にし、結婚を反故にしたのではないかと思えてきました。

クレアの先祖が記されている家系図

「ボーシャン」姓を名乗っているのは、パーシー、セシル、アメリー(死亡)です。

クレアがパーシーに直接聞いたところ、パーシーは子供がいないと答えています。また、パーシーの容姿からは、血の繋がりを感じるところはなさそうです。ウィリアム・ブークリエフ・マッケンジーとロジャーは遠い先祖と子孫でありながら、目元が似ているとブリアナが感じていますから、もしクレアの先祖がわかった時には、同じように、外見的に納得できるのではないかと思えます。パーシーはクレアの先祖ではない気がします。

これからセシルが子供を産むのでしょうか。パーシーの子供かもしれませんし、離婚して別の男性の子供を産むかも。否定はできません。

ファーガスは、ファーガス・フレイザーと名乗っており、今更ボーシャンと名乗るとは思えません。しかし、財産を相続するため、ファーガスの子供たちの誰かが名字を変えるのかも。

もしファーガスの子供がクレアの先祖だとしたら、マーサリもファーガスもクレアの先祖、そしてリアリーもです。クレアは先祖に殺されそうになったのでしょうか。アウトランダーでは珍しくない「先祖に殺されそうになる」パターンなのでしょうか。

クレアを育てた考古学者の叔父は、ビーチャム家の家系図を残しています。フランクの遺品と一緒に、今はブリアナが所持しています。クレアはブリアナに手紙で家系図を確認するように伝えていますが、ブリアナが確認できたとして、どうやってクレアに伝えるのでしょうか。

クレアの先祖が誰なのか確認するには、次巻「WRITTEN IN MY OWN HEARTS BLOOD」を読まなければなりません。


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読みました「(Outlander 23)遥かなる時のこだま 3」

アウトランダーのファンにとって、日本語で読むことのできる最後の1冊を読み終わってしまいました。この23冊目でもちろん終わるはずもなく、「ここで終わるの!?」という強いヒキを感じながらの読了。

続きを出版して!!

原作本は、3冊目までは再販されています。「時の旅人クレア1〜3」です。しかし、次の「ジェイミーの墓標1〜3」からは売り切れ状態で、再販の見込みはなさそう。どんなに書店を探し回ったことか。

それでも、大きな図書館では何冊か見つけることができましたし、地元の図書館に取り寄せることもできました。国会図書館まで行ったこともあります。

しかし、この続きは和訳すらされていないのです。

アウトランダーの翻訳家である加藤洋子さんは、このアウトランダーの翻訳で受賞されています。加藤さんは非常に優秀で、海外作品の翻訳という印象を持たずに、私たち読者が作品を味わえるのは彼女のおかげ。英語で書かれた原作も購入しましたが、やっぱり加藤洋子さんの訳が読みたい。

続きを出版して欲しいと、痛切に願っています。

遥かなる時のこだま3、表紙−2

遥かなる時のこだま 3
ダイアナ・ガバルドン著 加藤洋子訳

OUTLANDERシリーズ23冊目「遥かなる時のこだま 3」。原題は「AN ECHO IN THE BONE」。本作「遥かなる時のこだま」の中では、離ればなれになっているクレアとブリアナは、出会うことはありませんでした。クレアが20世紀に戻ることも、ブリアナが18世紀に行くこともありません。過去から届く手紙を読み進めていくブリアナたちが切なかった。アメリカの独立戦争の真っ只中ですが、日本人の私にとって、あまり馴染みのないところ。

扉、遥かなる時のこだま3

ジェイミーとクレアの物語は、次世代の重要な登場人物たちに重心が移ってきています。ジェイミーの息子ウィリアム、甥のヤング・イアン、娘のブリアナ。ウィリアムとヤング・イアンが戦場で出会ったりします。

ウィリアムの外見や能力は、非常にジェイミーに似ていますが、ジェイミーに感じる魅力がないのは、お坊ちゃん育ちだからでしょうか。ジェイミーは、いつ死んでもおかしくないような厳しい状況で、ただひたすらクレアを愛して大事にしました。ウィリアムには、まだそうした女性が現れていないからなのかもしれません。

ジェイミーの指をクレアが切断する

戦争でジェイミーは右手を負傷します。クレアはジェイミーの指を切断せざるを得ません。もともとジェイミーは左利きですから剣を持つのは左手です。そして右手も長い間、まともに使えていませんでした。ブラック・ジャック・ランダルにより右手を潰されたからです。命は助かりましたが、右手は、ほぼ使えない状態でした。

クレアは、ジェイミーの指を落とす決断をしつつも、右手が使える状態にするよう手術します。本作より以降、ジェイミーの右手は4本指になりました。もし20世紀で白骨が見つかっても、身長と右手の骨を確認すればジェイミーなのかが判断できるのかな、と思いました。ジェイミーだと確認できる明確な特徴という意味で、重要なエピソードと言えます。

ヤング・イアンをラリー・ブロッホに送り届ける

独立戦争も終わり、ジェイミーはやっとハイランドへ戻ることに。イングランド側の戦死した将校の一人(サイモン・フレイザー)がジェイミーの親戚だったため、遺体を故郷に返すという依頼を受けます。

ヤング・イアンをジェニーの元に返す約束もやっと果たすことができました。モヒカンのインディアンになってしまったヤング・イアンですが、暖かく家族に迎えられます。

ジェイミーの親戚の行方

サイモン・フレイザー准将は、ジェイミーのいとこ。イングランド側の将校で戦死しましたが、部下たちに非常に信頼されて慕われていたようです。負けた側でありながら遺体を故郷に返してもらうことになりました。

また、ヤング・イアンはハミシュ・マッケンジーに会いました。ハミシュがまだ幼い頃、リアフ城でクレアとも会っています。リアフの城主コラムの息子ですが、実はドゥーガルの息子です。イアンの祖母であるエレンは、コラムの姉です。アメリカ側で参戦していましたが、カナダにいたはず。エレンの妹であるジョカスタは、カナダに逃げたのですが、ジョカスタの話題は出ませんでした。

親戚同士が敵味方に別れていたんですね。ジェイミーは息子ウィリアムとだけは戦うまい、と考えていましたが、彼とは知らずにウィリアムの帽子を撃ち落としています。

さらに、ドゥーガルと魔女ゲイリスの息子である、ウィリアム・ブークリエフ・マッケンジーの行方が判明しました。かつてロジャーが罠にはめられて殺されそうになった、あのブークリエフです。ゲイリスの息子で、ロジャーの先祖。時の旅人であったようで、「石を抜けて」、20世紀のラリー・ブロッホに登場しました。

ラリー・ブロッホの小さな墓石について判明したこと

ジェイミーの父ブライアンをはじめ、ラリー・ブロッホには家族の墓石があります。ブリアナが、20世紀のラリー・ブロッホで小さな暮石を見つけますが、名前が掠れて読めませんでした。その暮石の謎が本巻で明かされていました。

小さなお墓は、ヤング・イアンとエイミーとの子供「イエクサア」のものでした。ヤング・イアンからの手紙で、彼が辛い体験をしたことを知ったジェニーは、小さな墓石を置きました。

ジェニーは嫌な女性ですが、自分の子供や弟には、こんなにも優しいのか、と思いました。ヤング・イアンの心の傷が少しづつ癒されていきます。この暮石が何かの伏線なのかな、と考えていましたが、こういうことだったんですね。

ヤング・イアンの恋人を狙ったアーチ・バグ

ヤング・イアンは、インディアンの女性・エイミーと離婚しています。全巻「遙かなる時のこだま2」で、エイミーは再婚しており、またエイミーの息子とは、血が繋がらないながらも絆を感じたようでした。気持ちの上で整理がついたところで、ついにヤング・イアンに好きな女性が現れます。

執拗にイアンに復讐しようとするアーチ・バグに狙われるのは、この女性でした。レイチェル・ハンター。イアンはレイチェルに自分の気持ちを伝えますが、アーチ・バグの標的になってしまうため、結婚を申し込むことができません。アーチ・バグの死を確認できないうちは、誰とも結婚できないわけです。もし、誰にも知られずにアーチ・バグが死んでいた場合は、イアンは一生、安心できません。アーチ・バグが本当に復讐するつもりなら、消息を完全に断つべきでした。

イアンはレイチェルを守って、アーチ・バグに斧で攻撃されますが、ウィリアムがアーチ・バグを仕留めました。ウィリアムが倒したか〜、と意外でした。

ラリー・ブロッホでイアンが亡くなり、ジェニーとの確執が明確化する

クレアは、ラリー・ブロッホではとことん受け入れてもらえない運命なのでしょうか。クレアは幼い頃に両親が亡くなっており、叔父とともに世界中を回っていたので、本当の故郷がありません。ですから、クレアにとってはラリー・ブロッホが故郷なのに、ジェニーにとっては「弟を捨てた女」で「得体のしれないよそ者」なんです。

時を旅したことも説明しましたが、当然、信じてもらえません。

ジェニーの夫でヤング・イアンの父、イアンが肺結核を患っています。余命数ヶ月ということはわかっても、治すことはできません。クレアが「治す気がない」のだと、ジェニーに誤解されてしまいます。ジェニーの言いがかりですが、クレアにはどうしようもありません。

ジェニーは「リアリーのことを謝るから、イアンを治して欲しい」とクレアに伝えますが、頼むというよりも逆ギレです。カローデンの戦いのあと、20年。やっとの思いでジェイミーのもとに戻ったクレアを追い返すために、絶妙なタイミングでリアリーをラリー・ブロッホに呼びました。ジェイミーとリアリーの関係は冷え切っていたとわかっていたのに、です。ジェニーは、なんて嫌な女性だろうと思いました。リアリーに次いで嫌悪感を感じました。やはりジェニー自身もわかっていたようですね。

クレアは、イアンの最期を看取ることもなく、マーサリの息子の命を救うためにラリー・ブロッホを後にします。イアンが亡くなることで、クレアはラリー・ブロッホを失いました。亡くなってから、イアンが重要な存在だったことがわかります。

クレアとロード・ジョンの結婚

マーサリとファーガスの息子を救うため、クレアはフィラデルフィアに。フィラデルフィアにはロード・ジョンと瀕死の甥ヘンリーがいます。クレアはマーサリの息子とヘンリーを手術し救います。

そこで、フィラデルフィアに向かっているジェイミーの船が沈没した知らせを受けます。実は乗船していないのですが、クレアとロード・ジョンはジェイミーが亡くなったと思います。「煽動的な文書」をばらまいた容疑で逮捕されそうなクレアは、ロード・ジョンと結婚。クレアが結婚するときは、いつもこうなのか?他に助かる方法がないとき。

ジェイミーは死んでいないので、クレアに会うため危険を覚悟してフィラデルフィアに乗り込んできますが、ロード・ジョンはわざとジェイミーの人質になって、ジェイミーの逃走を助けます。クレアとの関係をジェイミーに説明し始めたところまでで、その章は終わりました。

続きは!?

フランス人の金を狙う男に、ジェムが誘拐される

20世紀のラリー・ブロッホでは、ロジャーの先祖のブークリエフが登場。本人は18世紀に帰りたいようです。ブークリエフはドゥーガルの息子であることは知りません。伝説のナックラヴィーのふりをして、ジェムを脅しましたが、誘拐されたジェムを救うためロジャーと行動をともにしています。

金を狙っているのはブークリエフでなく、ブリアナの部下のロブ・キャメロンだと判明。どうやら若い頃に、ジリアン・エドガーズ(ゲイリス・ダンカン)と知り合いだった可能性もでてきています。誘拐したジェムを閉じ込めている洞窟にはトロッコがあり、線路はスタンディングストーンのような時の入り口付近を通っています。この時の入り口がどこに続いているのかはわかりません。ジェムがとても危険な感じで、章が終わっていました。

続きは!?

ジェイミーからの、危険を知らせる手紙

ブリアナは、ジェイミーからの書きかけの手紙を見つけます。危険を知らせようとしている、というか、こんな危険に遭遇したら、という文章です。書いては打ち消されている、書きかけのような文章は要領を得ません。

まるで、20世紀で起こることを知っているような手紙です。

20世紀から誰かが時を超えて行ったのでしょうか。または、特別な力でマンディがジェイミーに知らせたのでしょうか。

気になることだらけでの終わりを迎えた「遥かなる時のこだま 3」。

次巻は、「WRITTEN IN MY OWN HEARTS BLOOD」です。ちょっとずつ読んでいこうと思います。


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