子供の話は、たまに興味深いときがあります。長男が「人生ゲームほしい。」と言い出しました。ママも子供のころ、遊んだよ!と盛り上がり、その次の日には父親と一緒にオモチャ屋さんで買ってきました。オモチャ屋さんは予言しました。「今日は人生ゲームで一日が終わるね、きっと。」予言のとおり、家族全員が寝るまでルーレットを回していました。
進化してる!
ゲーム面がなんと2枚あり、所要時間がわかるように箱書きにあります。わかりやすい。ジュニアステージ30分、大富豪ステージ60分、続けて遊ぶと90分です。もちろん別々にも遊べます。最後には、人生最大の賭けとして、大逆転が狙えるところがあって、これもバブルがはじけたあとの人生観の進化をあらわしてるのでしょうか。”消費税が上がった”コマでは、全員が支払うハメに。ここに止まると「なんでだよ!」とみんなに怒られます。昔は消費税なんて、想像もしてませんでした。
もちろん懐かしい!と思ったところもあった
職業に就くと、お給料がもらえます。子供が産まれるたび、車に乗せていきます。家を買って、株券買って、保険にはいる。細かいルールは以前と違うのかな。でも、あのカラフルなルーレットを回す、カチカチカチ…という音もおんなじです。
オモチャ屋さんに、人生ゲームが並んでいるのは以前から気づいていました。いろんなゲームが流行っているけれど、こんなボードゲームで楽しく遊べる子になるといいなあ、と思っていました。息子たちは、紙とペンとマスキングテープだけで、自分たちのゲームを勝手に作って遊ぶこともあります。「これは面白そうだ」と思うときもありますが、「つまらん」と参加したくないときもあります。親がそう感じるだけで、子供はいつも楽しそうに創作にいそしんでいます。楽しくなくなるときは、ケンカしたときです。
そのうち、人生ゲームのコマやルーレットを使って、独自のゲームを作れるようになるのではないかと思えてきました。
コメント