先週末は新宿タカシマヤの、「日本の伝統展」にいきました。タカシマヤの催しの中で、一番好きです。
子供が産まれる前は、お酒を呑むための切り子のグラスを買ったりしました。高価なので、一年にひとつづつ、バラバラなものを集め、母や姉にもプレゼントしたりしていました。
子供が産まれると、買うものも変わり、離乳食を作るために、自分の包丁とまな板を買いました。どちらも小さめです。
この包丁は、刀鍛冶の工芸師が鍛えたもので、とても切れ味がいいです。「最後は土に埋めて。埋めると土に還るんだよ。」と教えてくれました。土に還ることのできるこの包丁は、食べ物を切るのにふさわしいように思いました。自分で研ぐひともいるでしょうが、私は年に一度、伝統展に持ちこみ、研いでいただいています。主人の包丁もこちらで購入しています。少し欠けたりしても、うまく削って直してくれます。包丁をお探しなら、ぜひ、一丁くらいは日本の伝統的なものを買うことをおすすめします。長くメンテナンスしていただけるということも重要なポイントです。
小さなまな板も、年に一度、持ち込み、削っていただいてます。きれいです。子供の離乳食を作るのも、まず道具にロマンを求めていました。マンション暮らしで通気が良くなくても、イチョウのまな板は水はけがいいので、カビにくいそうです。また、包丁の刃を傷めない、優しいあたり方をするそうです。主人の普通サイズのまな板もありますが、やはり一緒に削り直してもらいます。10年どころか、もっといけそうです。
お気に入りのまな板と包丁は、7年ずっと大事に使っています。高価でも、十分その価値はありました。両方を購入しておいて、本当に良かったと思います。
研いでもらっているあいだに、パンケーキを食べにいきました。アレルギー対応がていねいです。乳アレルギーだと伝えると、「ヨーグルトをイチゴにかえられますよ。」と声をかけてくれます。窓から電車が見えるので、これも子供には人気がある理由かなと思います。
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