読みました「四人のおばあちゃん」

ダイアナ・ウィン・ジョーンズさんの作品は、あさるように読み続けてしまうほど、はまりました。本をネットで探す時代でなかったので、毎日本屋さんに通いました。それでも、まだまだ日本に紹介されていない作品も多いのではないかと思います。新しく出版されて、本当にうれしい。図書館で見つけました。
四人のおばあちゃん、表紙

四人のおばあちゃん
ダイアナ・ウィン・ジョーンズ 著

挿絵は佐竹美保さん

挿絵はもちろん、佐竹美保さん。私はダイアナ・ウィン・ジョーンズさんの本が大好き。展覧会でその原画の素晴らしさを見たときは、感動しました。作者から高い評価を受けている事も有名。私も佐竹美保さん大好きです。本を読み終わってから、もう一度表紙を見ると、「ああ、そうか!」と納得できて面白いです。

二日で読み聞かせられる

短い作品で、子供に読み聞かせたときは、2日で読み終えました。1年生の弟も楽しめましたので、低学年なら読んであげれば理解できます。中学年以上なら自分で読むとちょうどいい長さを気軽に読む事ができます。

おばあちゃんが4人がそろうときって?

主人公の男の子エルグはの両親は、再婚同士。エルグと妹は、連れ子の義理の兄妹なので、おばあちゃんが4人います。全員集まるシチュエーションは、当然、両親が家を空ける時です。それにしても、おばあちゃんが4人って、印象的。

日常に「魔法」が入り込む自然なタイミング

現代の日常生活に魔法があらわれたのに、自然に受け入れられる、ダイアナ・ウィン・ジョーンズらしい話の流れ。エルグがなぜ魔法の道具を発明できるのか、妹はなぜ大きいのか。この話のルールや設定を、いつのまにか理解してしまっている自分に疑問も持たずに一気に読めます。
四人のおばあちゃん