読みました「白ゆき姫殺人事件」

白ゆき姫殺人事件、表紙読んだもの

TBSオンデマンドで見たドラマ「Nのために」が面白かったので、同じ作家の小説を見かけたときに、読んでみようかなあ、と思うようになりました。

白ゆき姫殺人事件、表紙

「白ゆき姫殺人事件」湊かなえ著

最後に真犯人がわかったときに、「ああ、あの人!」と納得できるかんじで終わります。

殺人の動機も方法も、新聞記事やインタビューから、なんとなくわかるだけなのですが、それでも納得できてしまうところが面白いです。事実の確認は重要ではなく、「自分からペラペラ話す人が、さらに率先して嘘をつく」ところに怪しさを感じていたのかも。

主人公は、小学生のときに、いじめられていた親友をかばい助けていました。当時は信じることができていた友情を、いまでは「本当だったのか」と疑います。会社の同僚はもちろん、上司でありかつての恋人も、さらには両親でさえ信じられなくなっていきます。

殺人の容疑をかけられたとたん、加速的に悪意がおそってくるようで、ぞっとする話。呪いか?オカルトか?とうたがうエピソードも出てきますが、ネットでの書き込みの描写のほうが、恐ろしかったです。噂ばなしの不快感がものすごいけど、「ひとの噂って、こんな感じで的を外しているものなんだろうな」とも思えます。