読みました「キング誕生」

キング誕生、表紙 読んだもの

図書館できれいな本をたくさん読めるという、この幸せ。近所の図書館もリニューアルしたことだし、自分的に読書キャンペーンを行なっています。

たくさん本を読みたいときは、続けて同じ作家を読みたくなるものですが、特に池袋ウエストゲートパークのシリーズは続けて読みました。

キング誕生、表紙

石田衣良著
「キング誕生 池袋ウエストゲートパーク 青春編」

なんとなく悲しい話だろうと思っていたので、このシリーズの中では、手を伸ばしあぐねていたというか、読み残していた作品です。

主人公マコトの母に対して、キング・タカシはいつもジェントルマンに接しており、そのやりとりが私はなんとも言えず、好きなんですが、ハイブランドのスカーフ(※うろ覚えです)を上手にお土産としてプレゼントしていたことがあります。素敵だな、イケメンだな〜と思っていました。

本作では、シングルマザー家庭の高校生だったタカシが、マコトの母の優しさに触れた折に、高級ブランドのバッグや服をプレゼントしてあげられたらな、とつぶやく場面がありました。後年、池袋のキングとなったタカシが、何気なくプレゼントしていたイケメンエピソードが、今では心があったかくなる違ったエピソードとなって、思い出されるようになりました。

外伝を読むことで、過去のシリーズもちょっと角度を変えて楽しめるような気がします。

そして、読む前に敬遠していたけれども、やっぱり読んで良かったです。