Young Ian / Ian Murray
1752年、ラリー・ブロッホで産まれる。ジェイミーの甥で、ジェニーとイアンの息子。父親と同じ名前でイアン・マリー。「ヤング・イアン」と呼ばれる。”Murray” を原作では「マリー」、ドラマでは「マーレイ」と訳されている。
茶色の髪、14歳にして6フィートの長身。体重は約75キロ。顔は面長で「醜男の部類」だが、茶色の目だけは別で、鹿の目のように優しくて大きな美しい目をしている。
明るく優しい性格である反面、冒険心が非常に強く、家出ぐせがある。
ジェニーの子供たちや、ジェイミーの養子たちのなかでも、ジェイミーはヤング・イアンを特に愛しており、その理由をジェイミーは、クレアとヤング・イアンが同じ「気がつくと面倒に巻き込まれている手合い」なので、ヤング・イアンを見ているとクレアを思い出すから、と言っている。
また、ヤング・イアンがラリー・ブロッホで産まれたときは、ジェイミーが洞窟に潜伏していたときで、産まれてすぐのヤング・イアンを抱いている。ジェニーの子供で出産の前後に関わった描写があるのはヤング・イアンのみ。
ヤング・イアンは、ひょろっとした少年で(「時の彼方の再会」では14歳)、トラブルに次ぐトラブルに巻き込まれ、非常にジェイミーたちを心配させる。
しかし、ハイランダーでありインディアンでもあるという、能力の高い戦士に成長し、ジェイミーとクレアが窮地に陥るときは迷わず助けにくる。ジェイミーにとって最も信頼できる家族のひとり。
ヤング・イアンは「時の彼方の再会」以降において、重要な登場人物。躊躇なくサンドリンガム公爵の首をとったマータフのように、抜群の行動力で活躍する。特に注目してほしい。