Geillis Duncan
ゲイリス・ダンカン。検察官の妻。18世紀において、クレアの最初の友人となった。目の色はグリーン。薬草の知識があり、魔女として呪いグッズを販売していた。「時の旅人」のひとり。20世紀ではジリアン・エドガーズ。1968年にストーン・サークルを抜けた。
熱烈なジャコバイトで、ドゥーガルとは同志。ドゥーガルはゲイリスと結婚するつもりだった。
検察官の夫アーサーはゲイリスが毒殺。クレアと一緒にクレインズ・ミュアで魔女裁判を受ける。裁判では、クレアを逃がすために魔女だと告白し、火あぶりとなるにもかかわらず罪をかぶる。恐ろしく冷たい魔女であるが、クレアを大切な友人だと思っていたことがうかがえる。1968年にストーン・サークルを抜けるとき、クレアが彼女を助けようとした。のちに、それを覚えていたことをクレアに告げている。
ドゥーガルとの子どもは、ロジャーの先祖、ウィリアム・ブークリエフ・マッケンジー。ゲイリスの子孫だからか、ロジャーも「時の旅人」の能力がある。
クレアたちと出会うことはなかったが、フランスで占い師として活躍していた。クレア以外の「時の旅人」に会った事があるが、詳しくは述べられていない。当時のパリにいたマスター・レーモンは、「時の旅人」ではないかと思われるので、ゲイリスが出会った「時の旅人」ではないかと思われる。
「ラヴァットの血筋がスコットランドの王になる」と信じていた。
冷たく恐ろしい魔女であるのに、クレアとの友情を感じさせるという、複雑で非常に魅力的な女性。登場すれば、ストーン・サークルの謎が明らかになる可能性があるだけに、再登場を願わずにいられなかった。「時の彼方の再会」でもゲイリスは重要人物。