読みました「(Outlander 14)燃ゆる十字架のもとに 2」

燃ゆる十字架のもとに2表紙OUTLANDER

「燃ゆる十字架のもとに」は4冊で構成されます。この2冊目では、ジョカスタの結婚式が描かれました。まだ戦争は始まりませんが、えらい騒ぎです。ジェイミーが自分の土地に人を招き、集落を作ります。OUTLANDERシリーズ14冊目「燃ゆる十字架のもとに 2」。原題は「THE FIERY CROSS」。

燃ゆる十字架のもとに2表紙

燃える十字架のもとに 2
ダイアナ・ガバルドン著 加藤洋子訳

ジェイミーの民兵軍

ジェイミーは自分の兵を組織しなければなりません。そしてそれは、自分の土地の管理をどうするか、同時に2カ所の管理をしなければなりません。クレアは医者なので当然ジェイミーに同行します。ロジャーもジェイミーの右腕として働くのでしょう。そうすると、リッジの管理はブリアナがしなければなりません。小さな子供をかかえたブリアナのために、ジェイミーは徴兵されない若さの子供を見つけます。ジェイミーが集める人たちの人生はどれも平坦ではなく、おたがいに協力し合って一生懸命に行きています。うるさそうだなあ、と思いつつも、その騒動のひとつひとつに暖かみがあるのは、作者の人間を見つめるまなざしの暖かさなのかな、と思います。

ブライアンの死について

ジェイミーの父は、ジェイミーがジャック・ランダルにむち打ちされているときに(おそらく卒中をおこして)倒れて亡くなりました。しかし、亡くなったことをかなり後から知ります。実は、倒れてそのまま亡くなったのではなく、ラリーブロッホでしばらく介護されていたのだろうかと思い当たります。20年以上も前の死に胸が切なくなりました。14冊目にして、ジェイミーがクレアにラリーブロッホでの日々を語った場面がいまだに生きてきています。

スタンディングストーンの謎はそのまま

不思議な石の謎は、わからないままです。しかし、幾人もの妻を殺害して埋めた男が卒中で倒れて仕返しされたエピソードでは、最後の妻が亡くなった前の妻の亡霊を見たといいます。

ジョカスタの秘密

前巻でギャザリングでの結婚式が邪魔されたのは、やはり故意だったのかな、と思わせる事実が明らかになりました。ジョカスタとの結婚をねらっていた男は、土地とそこに隠された財宝をとりたかったことが判明。ジョカスタとその時の夫のキャンベル、兄のドゥーガルもその話に関係します。この期に及んでまだドゥーガルが出てきます。そうすると、残された財宝のうち、ロジャーが相続してもいいものが出てくるかもしれません。

ジョカスタには娘がいました。父親はすべてちがいます。結婚するたびにひとりづつの娘ができ、成人して結婚していました。そして3人の娘すべてを亡くしています。ひとりは目の前で撃たれてしまいました。3人とも助けられずに自分だけが助かってしまいます。

ジェイミーやエレンとは違うのだな、と感じました。ジョカスタは強く見えても運命にさからえずに流された。クレアはウェントワース刑務所からジェイミーを取り戻しました。ジェイミーは自分が洞窟に隠れてもラリーブロッホは守りました。分かれて生きることになっても、ふたりはブリアナを守ります。

計算高く、狡猾で魅力的なジョカスタ。少し好きになりました。秘密が明かされ、ブリアナやジェミーの家族になったように思います。

ボネットが現れる

もちろんジェイミーはボネットを探します。探すうちにボネットには後ろ盾があることに気づきます。気軽に手が出せないのです。そして、ブリアナではなく違った目的のために姿を現すのですが、ここまで読んで、「あのときのアレは、そうだったのか!」と衝撃の事実もわかります。そしてボネットの後ろ盾は誰なんでしょうか。

次巻は「燃ゆる十字架のもとに 3」です。燃ゆる十字架のもとに2表紙

コメント

  1. […] 次巻は「燃ゆる十字架のもとに 2」(別記事あり)です。 […]

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