動物を守るための「バーバパパのはこぶね」

読んだもの

CIMG0681バーバパパのはこぶね

アネット・チゾン/タラス・テイラー さく
やましたはるお やく

バーバパパのシリーズは、環境問題がテーマになっているのに、絵はカラフルでおしゃれです。さすがフランス!素敵だなあ、と思います。
絵本の中では、動物を守ろうとしても限界があって、最後には動物たちをのせたロケットで、宇宙に逃げて行ってしまいます。動物たちがいなくなった地球の人たちが反省し、環境を改善するといったストーリーですが、実際にはそれでは間に合いません。いちど絶滅した生き物を、完全に復活させることは不可能です。手遅れになる前に改善できるといいね、というような話をできるといいのだと思いますが、このときは読んできかせて、そのままでした。自然を大切にするというテーマが、どうやって子供の心に残っているのか、すぐに確認することはできませんが、これだけカラフルな絵ですから、動物が好きな子供に明るい印象で伝わったと思います。


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