いまでは音楽はデータをダウンロードしますが、かつてはCDがあり、その前はレコードでした。アルバムは30センチ以上の正方形に近いジャケットに入っており、デザインの気に入ったものはしまっておくのも、もったいないです。
LPジャケットを額に入れて飾りたいのですが、屋内であっても紫外線で退色するのがちょっとイヤ。
そこで、UVカットフィルムをアクリル面に貼ってみました。やってみると短い時間でできました。18分!
用意するもの
額縁(LPジャケット用32×32)、UVカットフィルム(2面分、46×90)、カッティングマット、カッター定規(60cm、※30cmでは短い)、カッター、ヘラ、きりふき、てぬぐい
手順
額縁のアクリルをはずしておきます。表からフィルムを貼ります。フィルムを貼るアクリル面のサイズを測っておきます。
フィルムをカットします。貼りたいサイズより-0.5cm小さくカットします。
きりふきに、水200ccに対して数滴の台所用洗剤を混ぜた水溶液をつくります。
アクリル面にきりふきをかけ、剥離紙をはがしたフィルムの接着面にもきりふきをかけます。空気が入らないように接着します。水でぬれていて微調整できますが、はじめから慎重に貼った方が仕上がりがきれいだと思います。
手ぬぐいやヘラを使って、入ってしまった空気を出します。
余分な水分は拭き取り、念のため完全に乾いてからLPジャケットを入れました。
UVカットフィルムについて
紫外線やブルーライトをカットするフィルムで、パソコンのモニタ用のものは高価。正方形のLPジャケットは、いくつも並べようと考えていたので、フィルムも額も経済的なものはないかと探しました。写真は防虫フィルムですが、同じシリーズで紫外線がカットされるフィルムで、色のついていないクリアーなものならいいと思います。
サイズ
窓に貼るタイプのもので、46cm幅90cmだと扱いやすく2面とれます。
用途
なんと、窓に虫をよりつきにくくするためのフィルム。機能面では、飛翔昆虫誘引防止以外にも、ガラス飛散防止、表面はスリキズ防止のハードコート処理をされています。紫外線(UV)は99%カット、とパッケージにあります。
額縁のアクリルに貼ることができるか、といあわせてみた
メーカーのサイトの適合表によると、この商品はアクリルには不適合。でも貼れる気がした私は電話で問い合わせてみました。
「貼れますが、はがしづらくなります。」とのこと。
この商品は水を使って簡単に貼ることができて、しかもキレイにはがせるというもの。アクリルだとくっつきすぎてしまうため、適合表では不適合の表示にしてあるそうです。素材ごとに適合不適合の理由はちがうので、不適合だからといって貼ることができないわけではないそうです。
今回は、額縁からフィルムをはがす予定はありません。むしろしっかりついてくれれば、そのほうがいいです。
シーズンオフのためか防虫フィルムが安くなっていたので、額縁ひとつに使うフィルム代は250円ほどになりました。IKEAの額縁は、ショップで購入すると500〜600円くらいでしたので、LPジャケットの額縁は、額縁ひとつあたり1000円かかりませんでした。