読みました「スイングアウト・ブラザーズ」

スイングアウト・ブラザーズ、表紙 読んだもの

スイングアウト・ブラザーズ、表紙2

スイングアウト・ブラザーズ
石田衣良著

同時に彼女に振られた、さえないアラサー男3人が、モテ男講座を受けるというもの。

講義を受けたり、エステを受けたりするうちに、なぜ以前の自分は女性とうまく行かなくなったのかを考えるようになっていきます。エステサロンの経営者である、美人の先輩に耳を傾ける彼らは、自分の劣等感に立ち向かいます。

作者の、女性に対する優しい考えがあふれているようで、爽やかな読後感。モテない3人が、綺麗な女性を怖がっているところが滑稽で、愛らしくも感じます。

日本の少子化は、男性に問題があるのか、女性のせいなのか。現場が頑張るしかないんだけど、真剣に頑張るほど笑えてくる。

彼と喧嘩しそうになった時、ちょっと読み返してみると、男性も大変なんだなあ、と思えるかもしれない。