2018年のジャンプの背表紙のデザインを振り返って見ましょう。ジャンプは50周年だったので、上部にアニバーサリーロゴがついています。これは2018年を通じて配置されています。
50周年の意気込み[1号から10号]
ジャンプのサービス精神が伺えます。タイトルロゴがレトロで懐かしい感じ。70年代か80年代の雰囲気があるので、発刊当時のロゴを復活させたのかなと思わせます。とりどりのデザインで、並べると本当に楽しい。
「ジャンプ」の書体は、徐々に太くなり(ウエイトが重くなり)、濁点は星の形になっています。
海賊マークは大きさも位置も自由です。6号にはルフィの笑顔があるので、海賊マークを最大限大きくしています。4・5合併号の方がバランスは良いですが、海賊を強調することを優先。
対して9号では、全ての要素がきっちり収まっていますが、海賊マークが号数の後ろにいることに注目したい。あんた、そこにいたの!
「少年」部分の扱いに差がある[11号から19号]
「週刊」部分が、横書きで小さく収まる感じに落ち着いた11号から19号。変化が見られるのは「少年」部分の扱い。主タイトルは、「少年ジャンプ」なのか「ジャンプ」なのか。
海賊マークは思い切り小さくなり、タイトルロゴのすいた部分に添えられる感じに。11号では号数の脇に、「少年」部分が大きければ左上に添え、「ジャンプ」が大きければ「ン」の左肩に乗ります。
タイトルロゴ全体は斜めに傾いてスピード感がありますが、19号で斜体はなくなって重厚になりました。見慣れた現在のジャンプの書体に近い。王者感ある堂々としたタイトルデザイン。
揃ったロゴの安定感。[20号から30号]
「ジャンプ」のロゴがきれいに揃った20号から30号。海賊マークの位置も、「週刊少年」部分の扱いも、ビタッと同じです。
タイトルロゴの色は、目立つ良い色をチョイスしていますが、ジャンプにふさわしい色数は意外に少ないようです。赤、黄、青、ピンクの繰り返し。。。。
その決まった色彩を使用して、ロゴ色、カゲ色、背景色などに組み合わせて変化をつけています。背景色もロゴ色も、同じ色を2週続けてつかいません。目がチカチカしそうだけど、ボーッと眺めていたいほど、楽しい色使い。潔いなあ。
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