小学3年生と1年生が考える「理想の児童館」の条件について

テーブルでごはん

子供たちが、児童館から帰宅するなり、ふたり同時にまくしたてました。

「きいて!きいて!ママ!」
「ぼくたち、理想の児童館がどんなだか、考えたんだよ!」

児童館の「ここがイヤ」とは言わずに、「理想の児童館とは」と語り出すところが、問題に対して前向きな気持ちがあるようで、ちょっと嬉しかったです。

「俺が話すんだ!邪魔しないで!」
「僕が話しはじめてた!きいて!ママ!」

子供たちは、お互いの足をひっぱるので、意見が伝わってこないまま数分間待ち、少しづつヒアリングして、なんとなく言いたい事がわかってきました。

  • お手伝いすると、おやつのおかわりが3倍になる。
  • レゴ室がある。ひとり1作品、1日飾っておける。
  • レゴ大会があり、トップから3人は景品(特殊パーツ)がもらえる。
  • 毎日行ってもいい。でも児童館のひとが休めないから、日曜は休館にする。
  • マンガ室があって、コミックスと雑誌のコーナーがある。男女向けを別にしてある。たくさん種類を揃える。マンガが描きたい人は誰でも描いていい。
  • 折り紙大会がある。参加自由。屋上でごろ寝してもいい。

1件づつ検証します。

お手伝いすると、おやつのおかわりが3倍になる。
そんなにおやつが嬉しいのか。お手伝いすると特典があるのは良いこと。お手伝いをうながすような話が普段からあるのかもしれません。

レゴ室がある。ひとり1作品、1日飾っておける。
レゴは作っても壊されてしまいます。公共のスペースならなおさらです。作品を壊さないでもいい、ということは子供にとって非常に嬉しいことのようです。1日飾っておけるという、お金もかからないスペシャル感があることがわかりました。

レゴ大会があり、トップから3人は景品(特殊パーツ)がもらえる。
特殊パーツは、単品で買う事ができないため、セットものとして手に入れます。しかし、セットものは、いったんばらけると、次に組み立てるときにパーツ探しで時間がかかるため、くずすことに抵抗を感じます。たしかに、もらえるなら、ありがたいもののひとつでしょう。

毎日行ってもいい。でも児童館のひとが休めないから、日曜は休館にする。
児童館がそんなに好きか!じっさい、楽しいみたいなんですよね。先生方の労働環境も考慮するとは、面白い。日曜を休館にするって、いまのままじゃん!

マンガ室があって、コミックスと雑誌のコーナーがある。
マンガは、児童館の楽しみのひとつです。家にはマンガがあまり置いていませんから。そして、種類を増やせというのも、子供らしい要求でかわいいです。でもね、厳選してもらわないと困るんですよ〜。

折り紙大会がある。参加自由。屋上でごろ寝してもいい。
折り紙や、けん玉、あやとりなどの昔遊びが流行っているようで、ほほえましいです。次男はけん玉の剣先に玉を入れることができますが、長男はできません。これも笑えます。

もっとも笑えた児童館への提案

毎日、児童館に行ってもいい。あ、やっぱり児童館のひとがたいへんだから、日曜は休みね!という部分がもっとも好きです。楽しく預かってもらっていることも、親の私に伝わってきましたし、子供が職員の方を気遣うところも可笑しい。結局いまのままじゃん、と思いましたが、それは最高の状態なんだなあ、と。子供の言葉から、見えないところでの生活が想像できて興味深い提案でした。