インドの美容室

インド

私がインドで行っていた美容室。

そこはアパートメントの敷地内にある美容室で、外国人が多く住むアパートメントだけれど、さすがに利用してるのはインドの人ばかりでしたから、最初はドキドキしながら入りました。

上手な美容師さんを見つけたので、その人をいつも指名していました。

日本の美容師は技術が高いと認識しているらしく、自分はどうなのか気になるのでしょう。たびたび感想を求められました。ちゃんと染まってるし、仕上がりも大丈夫。シャンプーも下手じゃない。そう伝えると、ニヤッと笑いました。

ある時、息子と一緒にお店に行きました。私はカラー、息子はカットです。カットで失敗するとかわいそうなので、いつもの美容師さんに髪型をよく説明して切ってもらいました。その間、私は他の美容師さんに染めてもらいました。いい色に染まっていなかったらしく、彼は後からなんども私の頭をチェックに来てました。ちょっと笑えました。

アパートメントの敷地にあるお店なので、しょっちゅう見かけます。向こうも手を振ります。

私の友人が美容室を探していたので、そこへ連れて行ったことがあります。「いつもの彼で」と指名だけして、私は先に帰りました。敷地内のお店ですから、よそのアパートメントから、しかも外国人が美容室に来ることは珍しいのかもしれません。友人にもお店にも、思ったより喜ばれました。私もちょっと嬉しかったです。

彼は、私の髪を染める時、3本のチューブをミックスして色を出していました。インドの人は、色を識別する能力が高いようで、混色しても、狙った色をピシャッと出して来ます。でも美容室で、ヘアカラーの色をこだわってブレンドして来るのは(しかも何も指定していないのに)、少数派でしょう。

私は彼が努力しているのを知っています。自分の技術にプライドを持って、毎回ていねいに仕事に取り組んでいます。時間も守るインド人です。

今回、インドのロックダウンで美容室はなくなってしまいました。

「いつ開くのかなあ。」と、覗き込んでいましたが、7月(2020年7月、ロックダウン4ヶ月目)に美容室の設備を取り外し始めました。通りかかった、その建物のセキュリティに聞いてみたところ、やはり閉店したらしい。

ロックダウンになり、美容室はどこもクローズしたので、もちろん美容室スタッフの人とはそれっきり誰にも会いません。きっと故郷に帰ったのではないでしょうか。技術があるので、きっと故郷でも働いていると信じています。元気でいてほしいな。

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